習い事・勉強・遊び・進路…
子育てをしていく中で夫婦で相談・選択していくことは多いですよね。
その中で意見が合わないこともあるでしょう。
今回は、夫婦で子どもの教育方針が違った場合の考え方や対処法をご紹介します!
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目次
夫婦で教育方針で揉めることがある
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将来を考えて中学受験させたい!
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中学受験はせずに小学校の間はのびのびさせたい!
など、子どもの教育方針で意見が対立したことはありませんか?
子どもの教育方針について夫婦で意見が合わないことはよくあることでしょう。どんなに気が合う夫婦でも、そもそもは他人なので完全に同じ考えになることはありません。
大きな問題であっても小さな問題であっても、意見が合わないということはあります。
では、教育方針の違いを感じる場面はどんなことがあるでしょうか?
・中学受験をするかしないか
・テレビの見せ方
・勉強の方法
・進路について
・習い事 など
受験や進路、勉強について意見が合わないことは多いでしょう。その他にもお小遣いやおもちゃの買い与え方、食事中にテレビをつけるかどうかなどのテレビの見せ方といった生活面でも教育方針に夫婦で意見が合わないことはあります。
夫婦で子どもの教育方針が合わない時の考え方
それでは、生活や学習など様々な場面で、夫婦で子どもの教育方針が合わない場合はどのようにすればよいでしょうか?
夫婦で子どもの教育方針が合わない時はチャンス!
夫婦で教育方針が合わない場合、ストレスを感じることもあります。ですが、夫婦で意見が合わない時はむしろチャンスと捉えましょう。
例えば、夫婦ともに「中学受験をさせたい!」と考えていたとします。教育方針はバッチリ合っていて、中学受験に向かって一直線に話が進むでしょう。しかしながら、それが子どもにとって本当に合っているのか、最適なのかを考える機会を逃しているかもしれません。もちろん、夫婦で意見があったということはそれが最適な答えの可能性は高いでしょう。
教育方針が違う場合、夫婦で少なくとも2通りの道が選択肢として上がります。そのどちらにも子どもの事を思っての主張があります。どちらにするのが良いか話し合いの中で、子どもにとってより良い方法が何かを考える機会が生まれます。
この、「どういう選択肢が子どもにとって良いのか」を考えるチャンスは大切なことです。
意見の対立はどちらも子どもの事を真剣に考えているからこそ
意見が違い、どちらもそれを主張するということは子どもの事を真剣に考えていればこそ。
元々は他人なのだから夫婦で意見がぴったりと合わないことは当然なのです。もし、意見がぴったりと合ったら「ラッキー!」と思うくらいの気持ちでいる方が気持ちが楽になります。
相手も子どもの事を考えているから色んな意見が出るのです。
夫婦で教育方針が合わない時の対処法
実際に夫婦で子どもの教育方針が違った時はどのようにすればよいでしょうか?
「どちらが正しいか?」の議論は必要ない
夫婦で子どもの教育方針が違った場合、どちらも子どもの事を考えての事なので間違っているとは言えないでしょう。そのため、どちらの意見が「正しいのか」という議論は意味がありません。
どちらが正しいのかという議論になると、相手の間違っている点、ダメな点に目を向けて攻撃や論破をしてしまいがちです。
相手の考えには子どものためを思っての気持ちが含まれています。相手の考えの良い点、子どものためになる点をまずはしっかりと聞くことが大切です。その中で相手の意見の良い点を取り入れて、お互いの意見よりも、さらに良い案が生まれる可能性があります。
子どものためにはどちらが最適かという対話を心がけましょう。
まずはお互いの主張に耳を傾ける
夫婦で教育方針の意見が合わない時は、相手の意見に耳を傾けましょう。
感情的になって相手の意見を否定したり、聞かずに突っ走ってしまっては、本当にいい案があった場合に見失ってしまいます。
まずは、相手がなぜそう考えたのか、どういう点が子どものためになっているのかという点をきちんと聞きましょう。お互いが感情的になってしまっている場合は、時間を置く、日を改める、自分の意見を裏付ける資料を準備するなど冷静になる時間を置きましょう。
答えは2つだけではない
夫婦で教育方針についての意見を出し合った上で、「それでは今回はどうするか?」という点を話し合いましょう。
夫婦それぞれの意見のどちらかにするのか、それぞれの意見の良い所を取り入れた新しい案を作るのか、別の方法を模索するのか、子どもにとって最適な意見はたくさんあります。
お互いが自分の意見に固執するあまり、大切なことを見失わないように多角的な視点で話し合う必要があります。
周りの意見や体験談を参考にする
なかなか話がまとまらない時は、周囲の人の体験談や意見など、参考になりそうな意見を参考にしてみるのもいいでしょう。例えば進路を私立にするか公立にするか迷っている時に、実際に私立に通っている人の体験談を聞くと、入ってから思っていた以上の出費があった、想像と違ったなど、入ってみないとわからないこともあります。夫婦で悩んでいても気づかなかったことに気づけることもあるので、周りの意見を聞いてみるのも大切です。
子どもにも意見を聞いてみる
夫婦だけで悩んで決めた結果が、子どもが本当に望んでいるものとは違うこともあります。いくつか選択肢がある中で、子ども自身が決められる年齢であれば子どもの気持ちを聞いてみるのも大切です。
こういった話し合いや、対話を見せることは、子どもにとっても人生でこれから様々な選択を迫られたときの解決方法の参考になります。
さらに、子どもに意見を求めて、子どもの選択を尊重することで、「自分で決めたからやり遂げよう」という責任感にも繋がります。親が決めたことを「やらされている」という感覚の中で進むよりも、自分で決めたという責任感の中で取り組む方が、子どもにとっても良いですよね。
方針が決まったら夫婦で協力する
話し合いによって方針が決まった場合、NGなことは、「意見が不採用になったことを根に持って口に出す」です。子どもが困難なことに立ち向かおうとしている時に、両親が別々の方を向いていると子どもは混乱してしまいます。
例えば、中学受験をしようという父親の意見が採用された際に、勉強をしなければならない場面で、
「お母さんはしなくてもいいと思うけど、お父さんが受験しなさいって言っているから勉強しなさい」はNGです。
これは、責任転嫁をして「失敗しても自分のせいではない」「嫌なことをさせているのは父親の意見」という気持ちを子どもに見せてしまっています。これでは、子どもはやる気を失い、混乱してしまいます。
話し合った上で決まったことには協力する姿勢で子どもをサポートしましょう。
夫婦で教育方針が違った場合 まとめ
子どもの教育方針の違いは、将来にも関わってくることなので夫婦どちらにとっても譲れない問題もあるでしょう。
お互いの意見を尊重し、しっかりと話を聞いた上で子どもにとって何が最適なのかを考えることが重要です。
意見が合わなかった時は、子どもに関して話し合いをして可能性をさらに広げるチャンス!と捉え、歩み寄ってみましょう。
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夫婦の教科書: 愛に向き合い、家庭をつくる (アドラー子育て・親育て)