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うちの子、言っても全然勉強しない…
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思うように成績が上がらない…
その原因の一つは、実は親の一言にあるのかもしれません。
どんな言葉が子どものやる気を奪い、どんな言葉がやる気をアップさせるのか?普段かけている何気ない一言が子どもの気持ちを動かしています。
今回は、子どものやる気を左右する親の一言についてみていきましょう!
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目次
子供のやる気は親の一言にかかっている?!
小学生や中学生のお子さんをお持ちの親御さんは、お子さんの勉強に対するやる気にお悩みの方も多いでしょう。
「ついつい声を荒げて怒ってしまう」
「反発されてイライラする」
「どんな風に言えばやる気が上がるのかわからない」
など、反抗期を迎えたお子さんとけんか腰になってしまったり、言い方がきつくなってしまうと後で自己嫌悪に陥る親御さんもいます。
ついつい言ってしまう「NGワード」で子どものやる気を奪っているかもしれません。どんな言い方や言葉がやる気を奪っているのか、見ていきましょう。
子供は勉強を「必要」だとわかっている
株式会社すららネットが行った「小中高生の勉強に関する意識調査」の中で以下のような結果がでています。
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参照:株式会社すららネット 「小中高生の勉強に関する意識調査」
0=まったく思わない 5はどちらとも言えない 6以上はそう思う
小学生から高校生までのお子さんの中で、
「勉強を楽しいと思いますか?」という質問の中で、楽しいと感じて勉強をしているお子さんと、どちらともいえない、楽しいと思わないというお子さんは半々という結果になりました。
一方で、「勉強は必要だと思いますか?」という質問に関しては、85%のお子さんは勉強は必要だと思う、と答えています。楽しいと感じているお子さんだけでなく、楽しくないと感じているお子さんも、勉強の必要性は感じているという結果になりました。
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勉強は必要だとわかっているけど、やる気が出ない
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勉強は必要だと思っているけれど、親に勉強しなさいと言われるとやる気がなくなる
などお子さんの中でも葛藤があるようです。
子供のやる気を奪うNGワード
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大半のお子さんが勉強は必要だとわかっているとわかりました。そんなお子さんが親に言われて嫌だと感じる言葉を見ていきましょう。
けなす言葉
「だからあなたはダメなのよ」
「なんでこんなこともできないの?」
という子供を否定したりけなしたりする言葉は、子どものやる気だけでなく自信も奪ってしまいます。
勉強だけでなく、興味や好奇心など様々なやる気を奪ってしまう言葉なので絶対にやめましょう。
勉強を強要する言葉
「勉強しなさい!」
「早くやりなさい!」
勉強を必要、やらなければならないと理解しているお子さんにとって、「勉強しなさい!」という言葉は「わかってるよ!」と反発したくなってしまう言葉です。
自分で決めたい・自分で考えたいという欲求が出てくる思春期のお子さんにとって、強要する言葉は押さえつけられていると感じてしまいます。
人と比べる言葉
「〇〇ちゃんは成績がいいのに」
「〇〇君は成績が上がったのにそれに比べて…」
など、友人や身近な人と比べる言葉は、子どもの自信を奪ってしまいます。
他の人に比べて劣っていると感じることで、自分に自信を持てなくなってしまうのです。
お子さんが自分で友人と競い合って勉強など高めることはやる気を引き出す要素になりますが、それを親が口に出すことはやめましょう。
我慢を強いる言葉
「テストが悪かったらスマホ没収」
など、罰を与えたり我慢を強いる言葉は、好きなことを禁止されることで子どもは嫌な気持ちになります。
それによってやる気を出してほしいという気持ちで禁止をしても、「禁止されるとやりたくなる」という反抗心からゲームなどへの執着心が強くなるという悪循環に。
決めつける言葉
「どうせやらないんでしょ?」
「だからあなたはこうなのよ」
など子供の可能性や行動を決めつける言い方をすると、子供のやる気や自信を奪うことになってしまいます。
お子さんの行動が前回と、今回は違うかもしれません。
「前回がこうだったから今回も絶対そうに決まっている!」という決めつけは、子供のやる気を落とすことに繋がります。
どんな言葉がやる気を引き出すの?やる気を引き出す魔法の言葉
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やる気を奪う言葉は、ついつい勉強しない子どもを見るとイライラして言ってしまうネガティブな言葉ばかりでした。
子供はネガティブな言葉ではやる気や自信を無くしてしまいます。
ではやる気を引き出す魔法の言葉はどんな言葉なのでしょうか?見ていきましょう!
子供を褒める言葉
「よくできたね!」
「頑張ってるね!」
やはり親から褒められることは嬉しいと感じますね。どんな些細なことでも良い所を見つけて褒めてあげることでやる気がアップします。
「すごい!」など抽象的な表現よりも、具体的に何が良かったかを伝えてあげることで、自分を良く見てくれている、わかってくれていると感じます。
子供を信頼し認める言葉
「あなたならできるよ」
「頑張っていること知ってるよ!」
など、子どもを信頼し、認めてあげることで、「自分の事を認めてくれている」という自己肯定感をアップさせます。
「褒める」と「認める」の違いは、相手に、自分の事をよく見てわかってくれていると感じさせることです。
「頑張りをいつも見て知っているよ」という言葉が子どものやる気を引き出します。
子供を信じる言葉
「きっとうまくいくよ!」
「頑張っていたから大丈夫だよ」
「信じて応援しているよ」
と、子どもを信じ、安心させてあげる言葉は、子どもの心を安定させ、自信が生まれます。
親として信頼して、いつでも不安な時はサポートしているよということを伝えてあげましょう。
子供が不安に感じている時に、親が近くで信じてくれているという気持ちは何よりも心強いのです。
嬉しい・感謝の気持ちを伝える言葉
「頑張ってくれてうれしい」
「きれいに片付けてくれてありがとう!」
など感謝の気持ちや親御さんがうれしいという気持ちを伝えましょう。
「こんなことをすると親は喜んでくれるんだ!」
「感謝してもらえてうれしい!」
という気持ちを感じることで、次はこんな風にしてみようというやる気がわいてきます。
勉強だけでなく、お手伝いや何かをしてもらった時に、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
ついイライラしてしまう時はアンガーマネジメントを実践!
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褒めたいと思っていても、ついイライラしてしまう。
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反抗的な態度で、頭ごなしに叱ってしまう
という親御さんは、実は叱ったり怒ったりした後に、「あんな風に言うつもりなかったのに…」とご自身を責めてしまう方も多くいます。
そんな時はアンガーマネジメントを実践してみましょう。
過去の記事はこちら→子育てのイライラにアンガーマネジメントを実践!
多感な時期のお子さんと些細な一言でケンカになってしまうなど、言葉は心に大きな影響を与えます。
まずは心を落ち着かせ、やる気を引き出す言葉を思い出しましょう。
やる気を引き出すおすすめ本
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「やる気」を科学的に分析してわかった小学生の子が勉強にハマる方法 [ 菊池 洋匡 ]
勉強を楽しんで取り組む“技術”はあります。これは科学的に実証されたもので、どこの誰でも再現が可能です。
その技術こそが「ARCSモデル」です。アメリカの教育工学者J・M・ケラーが、心理学的にやる気の研究をまとめ上げた集大成とも言えるモデルです。子供のやる気を科学的に分析したやる気を引き出す一冊です。
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脳科学×心理学うちの子のやる気スイッチを押す方法、教えてください! [ 鈴木 颯人 ]
親御さんの心配事に答えるかたちで、子どもの「やる気」「自信」「強い心」「主体性」についてアドバイス。
脳科学×心理学のコーチングメソッドをもとに、子どものメンタルの状態をより良い方向にもっていくための言葉かけ方法・接し方などを解説していきます。よくあるシチュエーションから、こんな風に対応しようというわかりやすい解説で子どものやる気スイッチを解説します!
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学校では教えてくれない大切なこと(13)勉強が好きになる [ 旺文社 ]
「どうして勉強しなきゃいけないの?」、「勉強って何の役に立つの?」と思ったことはありませんか。
勉強の目的は、テストでいい点をとることだけではありません。繰り返し問題を解いたり、わかるまでじっくり考えたり、いろいろと工夫したり、勉強をするときのひとつひとつのことが、皆さんの力になっていくのです。
読みやすいマンガやイラストで子供の視点で疑問に答えながら、子どもが自ら勉強の楽しさに気づくように導いていきます。
まとめ
やる気を奪う言葉に心当たりのある方は、まずはお子さんを褒めるところを探すところからはじめましょう。
生活の中に「嬉しい・ありがとう!」「頑張ってるね!」などポジティブな言葉が溢れると、お子さんの気持ちも自然と前向きになります。
やる気を引き出す魔法の言葉は難しい言葉ではなく、身近にある言葉です。
お子さんが勉強をしない!とイライラしたら、まずは深呼吸をして、ネガティブな言葉を減らして、
ポジティブな言葉を探してみましょう。
慣れてくると自然と前向きな言葉が溢れてきますよ。