夏休みや冬休みなどの長期休みはお出かけや塾、宿題など忙しくしている小学生も多いのではないでしょうか?
夏休み最後になって
あの宿題終わってなかった!
明日までだったのに終わらない!
と焦らずに済むように、子供たちが自分でスケジュール管理ができるようになるといいですね。
今回は、今だからこそ身につけたい、小学生のスケジュール管理力についてお伝えします。
提出日前になってバタバタ…
焦らずスムーズに夏休みの宿題を終わらせたいのに…
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小学生のスケジュール管理 こんな人におすすめ
小学生のスケジュール管理はこんな人におすすめです。
・夏休みの宿題がいつもギリギリになっちゃう
・家庭での学習習慣が身についていない
・宿題をよく忘れる
・学校での授業についていけない・成績が上がらない
・ついつい後回しにしてしまう
・勉強へのモチベーションが上がらない
それでは、どうして小学生にスケジュール管理力が必要なのでしょうか?見ていきましょう。
小学生にスケジュール管理力が必要な理由
約束の日時を守ったり、期日までに仕事を終わらせたりと社会人では必須のスケジュール管理能力ですが、公立小学校では「スケジュール管理」は特別に学校では習いません。もちろん、「宿題は明日まで」「お手紙の提出は〇日まで」など期限があるものはありますが、自分でスケジュール管理をするということはやっていません。ではどうして小学生にスケジュール管理力が必要なんでしょうか?
学校で習わないのに、子どもにスケジュール管理力って必要なの?
中学生以降に大きく差がつく
中学生になると定期テストなど、試験範囲が広い場合、計画的に学習を進めていくことが必要になります。2週間ほど前から計画的に勉強を進めていかないと、「テストまでに範囲が終わらない!」ということにも繋がります。中学校のテストは成績や受験に大きく関係してくるので非常に重要です。
中学校になっていきなり定期テストのためにスケジュール管理をしなさいと言われても、これまでやったことのないお子さんには非常に難しいですよね。中学生になった時に、スムーズに中学生活になじめるように、小学生のうちからスケジュール管理力を身につけておくことは大切です。
スケジュール管理できないとモチベーションが下がる原因に
計画を立てられないと、「まだこれが残っていた」「まだこんなにあるのか」と勉強の終わりが見えずにモチベーションが下がる原因に。
「まだ終わらない」と先が見えない状態で勉強するよりも、「あと、これをやれば終わり!」とゴールが見えていた方がやる気も上がります。計画を立てることで、自分自身で全体量を把握し、あとこれくらいやれば終わるなど、やる気を持続することにも繋がります。
自己分析ができるようになる
計画を立てて学習を進めるようになると、「計画では終わらせられるはずなのに、思ったより時間がかかってしまった」など自分の苦手な部分に気づくようになります。計画通りにいかなかった部分や遅れている部分をどう進めていくか、ということに気づくことで、苦手を客観的に捉えることにつながります。
また、計画を立てて進めることで、苦手な部分や時間がかかってしまう部分にすぐに気づくことができます。なるべく早く気づくことで、計画の修正もしやすく結果的にスムーズに進めることができます。
計画的にできれば子供自身も楽になりそう
先の事を考えて動く力が身に付く
小学生は、「今遊びたい」「今勉強したくない」と目の前の事しか見えていないのは当たり前の事です。しかし、親から見ると
早くやれば後が楽なのに…
とイライラしてしまいますよね。
スケジュールは、一日・一週間・一か月など先の事を見て考えるため、「今これをやっておくと後が楽」「今これをやっておかないと明日大変になる」など先々どうなるかがイメージしやすくなります。明日や一週間後の事を考えて動くクセをつけておくことで、実際に長期的なスケジュール管理が必要になる中学生以降に大きく差がついてきます。
小学生がスケジュール管理力を身につけるために大切なこと
大切なのは「達成できること」
小学生がスケジュール管理をする上で最も大切なことは「達成できること」です。達成できないような無理な計画は、「できなかった」「無理かもしれない」と自信を奪いやる気を失ってしまいます。
スケジュール管理力を「身につける」ためには、長く続けられることが重要です。続けるためには「できる!」「楽しい!」と思えなければなりません。そのためには日々「無理なくできる量」をこなして達成感を味わえるようなスケジュールを立てましょう。
「早めに始めると楽になる」という意識を育てる
例えば、「1週間後までに計算ドリルを12ページやらなければいけない」としたとき、3日間で終わらせようとすると1日4ページやらなければ終わりませんが、6日間で終わらせようとすると1日2ページで済みます。一日あたりの分量が減ると達成できる可能性がアップしますね。
こうしたことを経験していくと、お子さんと計画を立てる中で「早めに始めると楽になる」ということが分かるようになり、「計画的に早めにやろう」という意識が芽生えます。
中学生になると定期テストの範囲表は配られるのが約2週間前ごろになりますが、配られてから全ての範囲を勉強しようとすると大変なので、「範囲が配られる前に授業でやったところを復習しておこう」といった「早めに始めると楽になる」という意識で動けるようになります。
自然と先を見通して「ここまでにこれをやっておこう」というスケジュール管理力が身についてくるのです。
小学生がスケジュール管理をする方法
それでは実際に、小学生がスケジュール管理をするにはどうすればいいでしょうか?家庭でスケジュール管理力を身につけていく方法をご紹介します!
最初にすでに決まっている予定を把握する
計画倒れになりやすいスケジュールの作り方に、「思っていた量ができなかった」「終わらなかった」という点があります。例えば、習い事や出かける予定を考えずにスケジュールを立ててしまい「終わらない!」と焦ることです。
スケジュールを立てる前に、まずは今現在決まっている予定や習い事などをしっかりと書き込み、「この日は出かけるから勉強に使える時間は〇時間くらいだな」という点を把握しましょう。
長い期間で管理をする
まずは、親子で一緒に計画を立てていきましょう。夏休みや冬休みなど、長期休みの時にまとまった宿題を計画的に進められるように管理を学びましょう。
最初から小学生がスケジュール管理をできるはずはなく、大人のサポートが重要です。スケジュール帳や手帳で管理するよりも、まずは目に入りやすい場所にあるカレンダーなどで管理をしてみましょう。紙に手書きで夏休みの日程表を作ってもいいですね。
最初からしっかりと作りこむと挫折しがちなので、シンプルで簡単に作ることが大切です。カレンダーに習い事やおでかけなどの予定を書き込み、学習の時間が取れそうな日と、忙しそうな日を把握します。
その上で、「この日は算数のドリルを〇ページ」など、無理のない範囲の計画を記入していきます。
「この日一日でドリル全部!」など大変な計画を立ててしまうと、その日できなかった場合にモチベーションが下がり、他の日の計画もどんどんずれてしまいます。
計画表を楽しみながら長く続けていくためにも無理のないものにするのが重要です。
作っただけで満足しないで、実際に活用するためには現実的な計画を
短い期間(当日)の管理をする
長期的なスケジュールを立てたら、実際に実行する当日になったら1日のスケジュールを立てましょう。これは、当日に予定を立てることが大切です。
今日1日、どのくらいの学習量があるのか、どんな予定があるのかを、勉強を始める前に把握しておくことで、ゴールを知ることができます。ゴールがわからないままに走り続けると、勉強に対してもモチベーションが下がる原因になります。「やっと終わったと思ったら、まだあった…」と、集中力も持続しません。
「あとこれを終わらせたら休憩しよう」「今日は夜テレビを見たいから、この時間までには終わらせよう」など、一日の中でどのように動くのかを、最初に自分で意識することで、効率よく集中できます。
そのためには、まず勉強を始める前に今日やるべきことを「To Doリスト」として、大まかに書き出しましょう。
「〇時に計算ドリル!」など細かく決める必要はありません。計画を細かく決めすぎると計画倒れになってしまいます。1日の中で達成できる分量を大まかに決めておきましょう。スケジュールを決める上で大切なことは、「達成できること」です。
今日やること
・計算ドリル〇ページ
・漢字練習〇ページ
・読書感想文
19時から見たいテレビがあるからそれまでに終わらせる!
などを書いておき、終わったものをチェックしていきましょう。
それから、今日やらなければいけないものを目の前に全部出すことも有効です。ドリルなどやるべきものを全部目の前に置いておくことで、視覚的にどのくらいの分量があるのかを把握でき、勉強を進めることでやるべきものが減っていっている様子を見られることもモチベーションアップに繋がります。
全て終わったら親に見せて、ハンコやシールなど貼ってあげると達成感も味わえます。一日一日「できた!」という気持ちを味わって達成感を重ねることで、勉強へのモチベーションも上がっていきます。
小さな達成感を積み上げていくことが大切!
計画変更は柔軟に
計画を立てたからには絶対にやらなければならない!というわけではなく、長期スケジュールなどは変更があって当たり前です。
前述の通り、「計画通りに行かない=苦手な単元に気づく」という場合もあります。予定通りに行かなかった場合は、必ずその場で終わらなかった部分を翌日以降に振り分けるなど計画の見直しをしましょう。
・勉強を始めてみたら苦手な単元に気づいた→時間をかけて何回かできるように計画変更する
・思ったよりも時間がかかってしまった→翌日以降の同じ単元の部分を少し時間を長めにする
・予定通り終わらなかった→翌日以降に終わらなかった部分を振り分ける
予定を立てて勉強を始めてみると、予定通りに行かないこともたくさんあります。その場合は都度計画を見直ししながら進めていきましょう。そのためには余裕をもって計画を立てて、期日直前には「予備日」を設けるなど計画変更があっても対応できるようにしておきましょう。
予定通りいかないことも多いから、
いつでも変更できるように余裕持って計画することが重要なのね
「かもしれない」で余裕を持った計画を
「体調を崩すかもしれない」「急用が入るかもしれない」と、やむを得ず計画が進められなくなるかもしれません。そのため、計画を立てるときにはギリギリ・ピッチリではなく、余裕を持って立てましょう。
例えば、「急遽予定が入って今日の分ができなくなった」という場合に、翌日や翌々日に今日の分を振り分けても大丈夫な分量にしておくと良いでしょう。「1日でも予定通りいかないと計画倒れ!」という計画はそもそも達成できる可能性が低いのです。
小学生のスケジュール管理に親のサポートは必要不可欠!
最初から小学生がスケジュール管理ができるわけではありません。まずは一緒に楽しく計画を立てていきましょう。
また、お子さんが立てた計画ははじめのうちは大人がチェックしましょう。
・この計画で本当に全部終わるのか
・無理のない計画になっているか
などをチェックします。
もし、何か忘れているものがあると、「こんなに頑張ったのにまだ残っていた」とモチベーションが下がる原因になります。
明らかに無理な量を計画していると、「できなかった…」とテンションが下がってしまいます。達成できる量で、「できた!」という気持ちを少しづつ積み重ねていくことが大切です。
慣れてきたら子どもに自分でスケジュール管理をさせてみましょう。それでも時々ちゃんとできているかチェックすることは必要です。
小学生のスケジュール管理に便利なアイテム
スケジュール管理をするのに、小学生にはわかりやすく見やすいことが重要です。常に目に入る場所や手元に置いておきましょう。
自分で楽しく計画できるものが良いね!
おすすめはスタディプランナー
最近は「スタディプランナー」という手帳が人気です。月間や週間、デイリーなど中長期的なスケジュール管理ができます。カラーペンなどを使って何をどれだけ勉強したのか視覚的にわかりやすく、達成感を味わえるのが人気です。
カラーペンで色分けすれば小学生にも書くのが簡単で、自分が何をどれだけやったのかが一目でわかります。小さな達成感を日々積み重ねることで大きな目標にも向かっていこうという気持ちが育ちます。
スタディプランナーで使用するカラーペンは、自分の好きなキャラクターのものや、かわいい色など気分が上がるものをセレクトすることで続けようという気持ちが湧いてきます。
かわいい文具でスケジュール管理をサポート
スケジュール管理をするときには気分が上がる可愛い文具でサポートしましょう。マグネットマーカーはしおりの代わりに手帳に挟んでおくと使いやすくなる便利グッズです。
スケジュール管理が楽しくなるアイテムなら続きそう!
小学生のスケジュール管理 まとめ
小学生のうちにスケジュール管理のクセを付けておくと、中学、高校になった時に大きく差が付きます。
楽しく計画的に進めることで、家庭学習習慣も身に付き、中学生になった時に定期テスト対策の勉強などもやりやすくなります。まずは親子で楽しみながら、無理のない計画を立ててみましょう!