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家庭での性教育はどうする?子どもの性への疑問に答える方法

おすすめ本

小学生や中学生のお子さんをお持ちの親御さんにとって、子どもへの性教育に戸惑いを感じている方も多いでしょう。

学校だけでなく家庭でも性教育をするべきかなど、親御さんの不安や戸惑いを解消できる伝え方やおすすめ本をご紹介します。

性教育とは?

性教育とは、性行為についてだけではなく、心や体の健康、安全についての事など、健康的な生活をする上で大切なことを伝える教育です。

世界の性教育はどんな風に行われている?

世界中の性教育の指針となっているユネスコなどがまとめた「国際セクシュアリティ教育ガイダンス」では、包括的性教育として

さまざまなジェンダー、セクシュアリティを生きる全ての子どもたちが、安心で安全な環境の中で、他者と対等で平等な関係を築き、自分の人生において性を豊かに楽しむことができるようになる教育

参考:国際セクシュアリティ教育ガイダンス

と紹介されています。

この、国際セクシュアリティ教育ガイダンスは、以下の8つのテーマに分かれてまとめられています。

1、関係性

2、価値観・権利・文化・セクシュアリティ

3、ジェンダーの理解

4、暴力と安全確保

5、健康と幸福のためのスキル

6、人間の身体と発達

7、セクシュアリティと性的行動

8、性と生殖に関する健康

参考:国際セクシュアリティ教育ガイダンス

また、このテーマは年齢ごとに教育目標が掲げられ、5歳から始まっています。

このことから、世界の性教育は5歳から始まっていることがわかりますが、日本での学校の性教育の開始はもっと遅く、内容もあまり深くないのが現状です。

このため、学校での教育にプラスして家庭での教育を取り入れることで、補っていくのが理想です。

日本の学校での性教育は?

前述の通り日本の学校での性教育はスタートが遅く小学校4年生から始まり、内容もあまり深くありません。

文部科学省が発表している学校における性教育の学習目標については以下の通りになっています。

小学校段階

・4年生の体育科で身体の発達・発育について理解を深める。

・思春期の身体の変化について学ぶ

・心身ともに健康で安全な生活態度の形成

中学校段階

・心身の機能の発達と心の健康

・生殖に関わる機能の成熟について

・健康な生活と疾病の予防

・男女相互の理解と協力・人間の尊重と男女平等

・性的な発達への対応

高等学校段階

・現代社会と健康・感染症と予防

・結婚生活と健康 など

参考・文部科学省

本格的には小学4年生から始まり、身体の成長などに合わせて段階的に保健体育や特別活動などの時間に授業を行います。

家庭での性教育はどのように伝えるべき?

小学生から中学生にかけて、生理が始まったり身体の発達など、身体が大きく変化していきます。そのため、子どもの変化や成長に大げさに喜んだり驚いたりするのではなくその時に必要な情報を適切に伝えていくことが大切です。

「性教育をしよう」と改めてその場を設ける必要はありません。

子ども自身が身体の変化に興味を持つのはごく自然なことです。子どもが疑問に思った時にはぐらかさずに自然に受け止めて答えてあげられる親子関係が理想的ですね。

「周りの友達が生理が始まったみたい」「そしたら念のため準備しておこうか」

など身体の変化を自然な会話として相談できるように、不自然にはぐらかしたり恥ずかしがったりせずに受け入れましょう。

子どもが疑問に感じた時が家庭での性教育のチャンス

子どもから何気なく性的な質問が来たら、ウソやごまかし等で逃げずに事実を淡々と伝えましょう。

また、答えにくいことは本などを活用するのも手です。子供向けの性教育の本は様々出版され、わかりやすく伝えるのに役立ちます。

家庭での性教育のおすすめ本


おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方 (MF comic essay)

自らが学校で詳しく「性教育」を教えてもらってこなかった親御さんの学び直しにもなる一冊。今の学校ではさらに教える範囲が狭くなってる一方で、幼児からネットを使い性情報に簡単につながることができる現在、子どもが性の対象になった事件を伝えるニュースも連日報道され「自分の子どもを被害者にも加害者にもしたくない」という漠然とした不安を感じている方におすすめ。性教育を学ぶことは、実は「性犯罪の被害者・加害者にならない」「低年齢の性体験・妊娠のリスクを回避できる」さらに「自己肯定感が高まり、自分も人も愛せる人間になる」とメリットばかりです。


親子で話そう! 性教育

実際に子どもに性教育をするとなると、親のほうがわからないことだらけ……。からだ、性、命のことなど、生きていく上で大切なことを伝えるときの、大きな手助けとなる一冊です。


子どもと性の話、はじめませんか? からだ・性・防犯・ネットリテラシーの「伝え方」

ある日突然やってくる子どもからの疑問、子どもの性への興味、性の会話を避けてきたまま思春期になってしまった…そんなとき、あなたはうまく対応できますか?

テーマは、妊娠や避妊、性交だけでなく、自分のからだは自分のもの、防犯の知識(プライベートゾーン)、男女の体の違い、性的同意、急増している自画撮り被害、性の多様性・ジェンダー、ネットリテラシーのことまで……性教育ってとっても幅広い!親子で読みやすい一冊です。


家庭での性教育のNG対応

家庭で性教育を行う上で、どのようなことに気を付けなければならないでしょうか?

こんな表現はNG!

・「汚い」などの価値観に基づく表現

・恥ずかしいこととして扱う

・からかう

子どもが不安や疑問を思っている性的な内容を説明するときに、「汚い」「恥ずかしい」ものとして扱うことはNGです。精通によって精液が付いた下着などは本人にはどうしようもないことなので、それを「汚い」などの言葉で子どもは傷つけることに繋がります。

洗う時などに気づいたら、からかったり笑ったりすることなく「軽く洗って洗濯カゴに入れてね」など淡々と伝えましょう。

親が狼狽えたり、からかうことで子どもがショックを受けないように、疑問や質問、伝えたいことに対して事実を淡々と伝えることが重要です。

家庭での性教育・まとめ

家庭で性教育を行う際には、思春期のお子さんだからこそ気を付けたい言い回しや、態度があります。

言いにくいことや、わかりにくいことは本などもしっかりと活用して伝えることで、事実を正確に伝えることに繋がります。

性教育は恥ずかしいことや隠すべきことではなく、お子さんの将来の安全や健康のために親子でできることからはじめましょう。

プロフィール
この記事を書いた人
any

自身も子育て中の中学生と小学生のママ。子どもの家庭学習に寄り添い、教育・生活・医療・金融など様々なジャンルのWebページの制作に携わってきたアドバイザー&ライター。複数のブログやSNS運営に携わり、おすすめの本や子育てに関する耳寄りな情報を発信中!

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